お風呂掃除って洗ってもすぐ汚れが出てきたり、頑固なカビに悩まされたりとお手入れが大変な箇所の一つですよね。
お風呂場には様々な汚れが混在しているため、汚れに合った洗剤や道具を選ぶ必要があります。
そこで今回は、重曹など100均で簡単に揃う道具を使った掃除方法やズボラなお手入れ方法をご紹介します。
ぜひ、実践して気持ちのいいお風呂タイムを楽しんでくださいね!
風呂掃除におすすめの道具と洗剤
掃除道具
お風呂掃除は道具で決まる、といっても過言ではありません。事前に必要な道具を揃えておきましょう。ほとんどのものが100均で手に入ります。
- ブラシ
- クイックルワイパー
- スポンジブラシ
- ゴム手袋
- ダイヤモンドクリーナー
ブラシ
せまい隙間の汚れ落し用。
ドアのサッシを掃除するためのペットボトルがつけられるブラシもあると便利。
スポンジブラシ
スポンジに細かくて短い、ブラシ状の毛が付いています。マジックテープのチクチクする面みたいなかんじ。
スポンジではきれいにならない、カラリ床などの目地を掃除するのに最適です。
クイックルワイパー
天井の掃除に使います。手が届かない天井はクイックルワイパーを使ってお掃除します。
ゴム手袋
カビ取りなどには強い洗剤を使うこともあるので、なるべく手袋をして皮膚を守りましょう。
ダイヤモンドクリーナー
鏡や水栓の白っぽい汚れは、こすっても落ちません。
酸性の洗剤とキッチンペーパーでパックして、溶かしてから掃除するとキレイになります。
鏡をもっとピカピカにするには、ダイヤモンドクリーナーでこすると効果的。
洗剤
お風呂の汚れには酸性とアルカリ性があるので、それに応じた洗剤を使い分けるのがポイントです。
普段のお風呂掃除洗剤は中性のため、これだけだと汚れが取れにくいのです。
- 重曹 もしくは アルカリ性洗剤
- クエン酸 もしくは 酸性洗剤
- カビキラー
- キッチンハイター
- カビ予防のくん煙剤
アルカリ性
重曹・・・掃除用の粉末があればOK.
皮脂やカビに対して効果的です。
酸性
クエン酸、酸性洗剤
水あかや石鹸カスに対して効果的です。
カビ取り
カビキラーを1本用意しましょう。スプレータイプのもの1本でOKです。
あと、オススメはキッチンハイター。
片栗粉と混ぜて、カビの箇所にパックすると、しつこい黒カビが劇的に落ちます。
その他
洗剤の成分がしっかり浸みるようにパックするために使います。普段から台所にあるものでOK。けっこう大量に使うので、しっかりストックしておいてくださいね。
- 片栗粉
- キッチンペーパー
- サランラップ
前日の夜にやること
残り湯に重曹をカップ1杯入れて、お風呂の蓋をつけておきましょう。洗面器やイスなどの小物も入るようならいっしょに!
浴槽も小物も、汚れが柔らかくなるので、次の日のお掃除がしやすくなります。
1. 黒カビをハイターと片栗粉でパック
黒カビを取るには、かなりしっかり時間を置かないといけないので、最初にやっておくのがオススメ。
キッチンハイターと片栗粉を1:1でまぜたものをカビに塗って30分置くと、カビキラーでも取れなかったようなしつこい黒カビが、劇的にキレイになります。
これが
こうです!真っ白!
カビだらけだった、お風呂のコーナーも
ここまで白くなりました!
ただ、このキッチンハイターの片栗粉パック、狭い場所にはとっても塗りにくいです・・・。手が届かないところは、カビキラーを噴射して対応しましょう。
2. 石鹸カス、水垢をキッチンペーパーでパック
鏡や水栓についてる白い跡みたいなもの、シャンプーボトルの白い汚れ、お風呂のイスや床の薄茶色い汚れ・・・これは「石鹸カス」や「水垢」と呼ばれるものです。
石鹸に含まれている脂肪と水道水のカルキなどが固く結合したもので、こすったくらいでは取れません。
石鹸カスはアルカリ性の汚れなので、反対の酸性の洗剤でしっかりパックすると、ゆるんで取れやすくなります。
水で湿らせたキッチンペーパーで、鏡や椅子などをパックして、その上から酸性洗剤をシュッシュッ!その後、30分置いておきます。
パックを外してスポンジでこすると、面白いくらいにキレイになります。
鏡についた石鹸カスは「ウロコ」と呼ばれていて、かなり手強いです。酸性パックでも完全に汚れが取りきれなかったときは、「ダイヤモンドクリーナー」でゴシゴシしてみてください。
石鹸カスの落とし方については、こちらの記事でもっと詳しく書いています。
3. 天井のカビ取り
手が届かなくて掃除しにくい天井は、クイックルワイパーを使います。
キッチンペーパーを厚めに挟んで、カビキラーをシュッシュッ。天井の全面に薄く塗っていきます。
4. 排水溝のぬめり取り
触るのもイヤーな排水溝のドロドロ汚れは、重曹とクエン酸を使った泡洗浄をやると落としやすいです。
髪の毛を取り除いたら、ヘアキャッチャーと中の筒を取り外し、重曹を排水溝にまんべんなくふりかけ、次に重曹の半分くらいの量のクエン酸をさらにふりかけます。
そこに、コップ半分くらいの水をかけると・・・!
重曹とクエン酸が反応してシュワシュワと泡立ちます。
これによって汚れが浮き上がってくるので、5分ほど置いておきましょう。
動画も撮ってみました!どんな感じにシュワシュワするのか、見ていただくと分かりやすいと思います。
5分ほど置いてシャワーで流すと、ほとんどの汚れがスルッと流れていきます。残った汚れはブラシでこすって落としましょう。
ここまでピッカピカになりました!!
外しておいてあった蓋と排水溝の中の筒も、同じように重曹とクエン酸の発泡パックしてくださいね。
これで排水溝はきれいになるんですが、蓋の裏側は、思ったほどキレイにならないんです・・・素材がゴツゴツしてて、汚れがかなり奥まで入り込んでる感じです。
お友達もこのお掃除法をやってみたそうですが、結果はいっしょだったそうです。
この後、蓋をビニール袋に入れて、カビキラーをシュッシュして5分放置。これで、だいぶマシになりました。
5. ピンク汚れの掃除と予防
お風呂場の隅っこやパッキンのところに現れるピンク色の汚れ、これはカビではなくて「酵母菌」なのだそうです!
カビじゃないので簡単に落ちるのですが、その場に菌は残っているので、放っておくとすぐ発生するのがやっかいな点。
再発を防止するためには、除菌効果のあるお風呂の洗剤を吹き付けて、5分ほど置くと効果的です。
6. 壁の掃除
壁の掃除をすると、洗剤を落とす時の水が流れていくので、床や浴槽を掃除する前にやっておきましょう。
中洗剤でつけたスポンジでこすっていきます。
7. 浴槽の掃除
浴槽が白っぽくなっていたり、触るとざらっとする場合は、石鹸カスの汚れ。酸性の洗剤をふきつけて、できればサランラップなどでパックをして10分ほど置いてからこすりましょう。
ぬるっとした汚れは、人間の皮脂や垢による汚れ。普通のお風呂洗剤で落ちます。
8. 床の掃除
お風呂の中でも汚れやすいのが床。
うちは「カラリ床」という床材にしているのですが、ぜんぜんカラリとしない上、床の黒ずみが全く取れないのが悩みでした。
この黒ずみは中性洗剤では落ちにくいので、酸性洗剤を使います。
汚れに吹きかけて5分置いておきましょう。
その後、スポンジブラシでこすると、一気にきれいになります。
9. 熱湯シャワーでカビ予防
きれいになったお風呂に、今後カビが発生しないように、熱湯をかけます。かびは50度以上のお湯で死滅してしまうのです。
最近の給湯器であれば、最高で60度までのお湯が出るって知っていましたか?お湯の温度を最高まで上げて、お風呂全体にかけましょう。
この技、NHKの「ためしてガッテン」でも紹介されて話題になっていました。
ゴムパッキンの部分は、カビの根が奥底まで入り込んでいる可能性もあります。特にカビのひどかったところは、90秒以上、お湯をかけるようにしてください。
10. ズボラなお手入れ
ここまでキレイにしたお風呂、なるべくこの状態を保ちたいですよね。
ズボラな人でもできる、ちょっとした工夫をご紹介します。
週に1回はお風呂に熱湯をかける
カビは1週間〜10日くらいの周期で発生するので、1週間に1回は熱湯をかけておけば、カビを防ぐことができます。
換気扇は24時間つけっぱなしにする
つけっぱなしにしても、電気代は微々たるもの。これを心がけるだけで我が家はずいぶんキレイが長続きするようになりました。家族のだれかが止めてしまわないように、家庭内に周知徹底すすのも忘れずに。
できれば最後の人が壁をふいておく
毎日入った後にお風呂を洗うまではできなくても、最後にお風呂に入った人が、さっとタオルで壁を拭いておくだけで、壁に石鹸カスが定着するのを防ぐことができます。
おすすめ浴室クリーニング業者
自分ではどうにもできない汚れがある場合は、プロにお願いするのも一つの手ですよ!
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