空調メーカー「ダイキン工業」が夏休みにだけ開催するイベント「めざせ空気博士!親子で体験 エアコン分解」に参加してきました。
ダイキンのショールーム「フーハ 大阪 / フーハ東京」で開催される、親子でエアコン分解の体験ができる大人気イベントです。夏休みの自由研究にもピッタリ。
普段からエアコンクリーニングの現場を見ていて、自分でもやってみたいとずっと思っていたので・・・念願のエアコン分解ができたのは、私にとってもすごく楽しめるイベントでした。
ダイキンのエアコン分解イベントへの申し込み
こちらのエアコン分解イベントは、年に1回、夏休み期間のみ開催されます。
お申し込みページはこちら(※2019年開催分はすでに満席です)
2019年は7月1日より募集開始だったのですが、あっという間に満席になっていました。たぶん2、3日で埋まってしまったのでは・・・。人気イベントなんですねえ。
今年は下記の日程で開催されていました。
開催は1日2回、11:00〜、14:00〜。1回60分間となります。
7月 | 8月 |
7月13日(土) 7月14日(日) 7月15日(月・祝) 7月20日(土) 7月21日(日) 7月27日(土) 7月28日(日) |
8月3日(土) 8月4日(日) 8月10日(土) 8月11日(日) 8月12日(月・祝) 8月17日(土) 8月18日(日) 8月24日(土) 8月25日(日) |
ネットから申し込みすると、すぐに自動返信メールが届きました。
ダイキンからのメール(一部)
7月14日(日)14:00~(約1時間程度)
参加人数 2人様にてご予約承りました。
☆13:30(30分前)よりフーハ大阪受付にて受付開始いたします。
教室へ移動し、お子様のみお着替えをして頂きますので、開始10分前までにはお越しください。
☆特別お持ち頂く物はございません。
☆お子様だけのご参加はできかねますので、必ず保護者の方もご一緒に実験を行っていただきます。
再び3日前に、リマインダーのメールも届きました。
申し込みからしばらく時間が空いてしまったので、連絡があって安心しました。
ダイキンからのメール(一部)
お申し込みいただきました、「夏休み特別企画 親子で体験!エアコン分解教室」の開催日が間近となりましたので、当日のご案内を連絡申し上げます。
ご参加日程および諸注意事項を下記記載しておりますので
必ずご一読のうえ、ご参加ください。
フーハ大阪スタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ち申し上げます。
当日の様子
子どもを連れて梅田に来ることは、めったにないので、かなり早めに家を出ました。
1時間ほど早く到着したので、1階のメルセデスベンツにある「DOWN STAIRS コーヒー」で休憩。
イベント開始10分前に4階のダイキンショールーム「フーハ大阪」に向かいました。
受付をすると、奥のイベントルームに通されました。
部屋にはいると、机と椅子が4セット。1回につき親子4組までの少人数制だったことを知りました。そんなに狭き門だったんですね・・・!どおりで、あっという間に満席になるはずです。
子どもは入り口で白衣を上から着せてもらって、テンション上がります。
クイズ!エアコンをつけると涼しくなるのはなぜ?
ダイキンショールームのお姉さんが登場。
この日は「梅田ゆかた祭り」が開催されていたため、ぴちょん君の浴衣を着ていらっしゃいました。かわいい。
今日の流れについて説明があった後、エアコンをつけるとなぜ涼しくなるのか?エアコンのしくみについてクイズがありました。
エアコンの心臓・ヒートポンプ
エアコンには室内機と室外機があり、その間を「冷媒ガス」と呼ばれる気体が循環しています。この冷媒ガスが室内の熱を外へ運び出して放出することで、室内の温度を下げる効果があるそうです。
空気は圧縮すると温度が上がり、膨張すると温度が下がるという性質があります。
ペットボトルにポンプで空気を入れると、空気が圧縮され、どんどん熱くなっているのが分かります。
この原理を応用し、室内では冷媒ガスを膨張させることで温度を取り込み、室外では反対に空気を圧縮させて熱を外へ逃がす。
これを繰り返すと、室内の熱がどんどん減り、涼しくなるというわけです。
この仕組みが「ヒートポンプ」と呼ばれているんだって。
引用:https://www.daikin.co.jp/
エアコンをいざ分解
エアコンの仕組みについて理解した後、いよいよ分解していきます。これができたら、自力でエアコンクリーニングをするのも夢ではありません。
1. カバーを外す
フタを上に思いっきり上げると外れます。接続部分がバキッといかないか、ちょっと不安でした。
2. ホコリ取りボックスを外す
網戸のようになっている「フィルター」の下についている部品には、ホコリがたまる部分です。機械がフィルターを巻きとってブラシで掃除し、出てきたホコリをここに貯めていきます。
ここは、簡単に外れました。
3. フィルターをはずす
ホコリ取りフィルターを外します。両側のつまみをつかんで引っ張ると、子どもでも簡単にできました。
4. ストリーマーユニットをはずす
フィルターの右側についている「ストリーマーユニット」を外します。
この細〜い針金みたいなのは「ストリーマー」と呼ばれるもの。
ここから電気を放出して、空気中のホコリやアレルゲンをやっつけてくれるそうです。
ストリーマ放電から発生する高速電子は、空気中の酸素や窒素と合体することで、強力な酸化分解力をもった活性種に変化します。
この活性種がカビやダニ(フン・死骸)、花粉などのアレル物質やホルムアルデヒドなどの有害化学物質を除去します。
参考:
http://n-faq.daikincc.com/faq/show/10642?site_domain=default
5. お掃除ユニットを外す
このあたりから、だんだんマニアックになってきます。家庭のお掃除でも、なかなか分解しない領域に入ってきましたよ。
ドライバーを使って、ネジを外していきます。
外し終わってひっぱると、パカッとはずれました。これが、おそうじユニットです。
この部分をしっかり取り除いておくと、エアコンクリーニングがしやすくなると思います。
6. 熱交換器を外す
お掃除ユニットの下にあるのが、熱交換器。薄いアルミの刃みたいなものがびっしり並び、包丁みたいになっているので、素手で触ると手を切ります。
今回は分解体験をするのに危なくないように、ビニールでしっかりカバーしてありました。金属で出来ているので、ちょっと重かった。
熱交換器がこんな形をしているのは、空気と接する面積を最大限まで増やすため。
この凸凹を全て広げると、畳7枚分もの大きさになるのだそうです。
引用:https://www.daikin.co.jp/
7. 送風ファンを外す
熱交換器の裏にある円形の筒みたいな部品は、風を送るためのファンです。すごく大きな部品ですが、持ってみると意外と軽い。
なぜ、円筒形なのかというと、この形のようが風を遠くまで飛ばすことができるからです。
また、本体と接する軸の部分には磁石がついていて、磁石が反発する力でファンを回してるのだとか。リニアモーターカーと同じ原理ですね。
電気の力だけで回転させるよりも、省エネにするための工夫なのだそうです。
こうして、イベントでは20分くらいで全てきれいに分解できましたが、ややこしい部分は事前にとり外すなど、ダイキンさんが用意がしてくれていたおかげですね。
これを家庭の高所の壁にとりつけたまま分解するのは、とても難しいはず。
エアコンクリーニング業者さんは大変だなと改めて思いました。
ショールームを見学
ダイキンの最新エアコン「うるさら7」を体験。
風が天井すれすれの位置に出てくるので、人に直接あたらず、快適に過ごせる。
15年前のエアコンと、現在の最新エアコンの消費電力を比較。こんなに違うんですね!
機能が増えているだけでなく、省エネになるのは嬉しい。
室外機のまわりに物をおいて空気の流れを妨げてしまうと、一気に消費電力が上がっていきます。
室外機のまわりって、なんとなく、物を置いてしまうんですよね・・・
エアコンの効きも悪くなるし、電気を消費してしまうので、風通りをよくするの大事です。
お土産をもらい、アンケート記入
最初のセミナールームに戻ったら、お土産が置いてありました!
中身はぴちょん君マグネットでした。かわいい。
アンケートを書いて終了!解散です。
イベントスタッフさんより、CLUB DAIKINという、会員サービスへはいりませんか?とご案内がありました。
登録して会員カードを作ってもらうと、ショールームへの訪問やイベントの参加でポイントをもらい、景品と交換できるそうです。
ぴちょん君グッズ、欲しい!
まとめ
エアコン分解イベントは、大人も子どもも十分に楽しめるものでした。
分解はある程度、下準備をしてあったので、4年生の娘でも自分で出来たのが達成感あったようです。夏休みの良い思い出になりました。さすが、人気イベントですね。
フーハ大阪のショールームはとてもきれいで快適だったし、ダイキンさんの施設だけあって、エアコンがよく効いてました、笑。
また梅田に出てきて暑くて仕方ない時は、涼みにきて来館ポイントを貯めようかと思います。