部屋の空気(湿度)を下げるためにエアコンの除湿(ドライ機能)をつけているけど、ジメジメした湿気が取れない。
除湿機能をつけているが、実際効果があるのか分からない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、エアコンの除湿が効かない原因と対処法を解説します!
また、除湿の仕組みについても解説しているので是非参考にしてみてくださいね。
夏場の温度が高い日には、除湿機能よりも冷房をつける方が早く温度を下げることが出来ます。
エアコンの除湿(ドライ機能)が効かない原因
エアコンの除湿(ドライ機能)が効かない原因は以下の3つの可能性があります。
それぞれの原因と対処法について解説してきます。
エアコンの設定温度が高い
エアコンの除湿(ドライ機能)は、部屋の空気の 「湿度」を下げることをいちばんに考えた機能です。
除湿(ドライ機能)は、エアコンの設定温度が高すぎると十分な除湿ができなくなってしまいます。
例えば、梅雨の時期は夏場に比べて気温は高くありません。
気温は低いのに湿度が高い日は、エアコンの設定温度を高めにしていることが多いと思います。
エアコンの設定温度を高めにしていることが原因で、湿度が下がらない場合があります。
湿度がなかなか下がらないと感じたときは、エアコンの設定温度を見直してみましょう。
外気が入っている
部屋の窓が開いていたり換気扇が回っていると、外からの湿った空気が入り、除湿しても温度が下がりません。
そのため、除湿(ドライ機能)をつける前に窓を閉めたり、換気扇は止めておきましょう。
フィルター・室外機の不具合
フィルターや室外機の不具合により、除湿(ドライ機能)や冷房が効かない場合があります。
エアコンの設定温度を低めに設定しても、除湿(ドライ機能)が効かない場合は、冷房にして効くか確認してみましょう。
冷房も効かない場合は、フィルターや室外機が汚れてい可能性があります。
フィルターが汚れていると、エアコンが部屋の空気を上手に取り込めなくなってしまいます。
室外機が汚れている場合も同様です。室外機が汚れていると、温かい空気を外に排出しづらくなるため除湿(ドライ機能)や冷房の効率が落ちてしまいます。
室外機の近くに植物や物で廃棄面をふさいでいる場合は、室外機の近くには物を置かないように注意しましょう。
フィルターは、自分で取り外して掃除をすることができるので、定期的な掃除がおすすめです。
室外機の掃除を検討されている方は、エアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンの除湿(ドライ機能)とは?
エアコンの除湿(ドライ機能)とはどのような仕組みなのでしょうか。
ここでは、除湿(ドライ機能)の仕組みや冷房との違いについて解説します。
除湿(ドライ機能)とは
除湿とは、部屋の空気の湿度を下げる機能です。
じめじめした部屋から水分を追い出して、部屋を快適な空間にしてくれます。
梅雨時期にある、気温は低く、じめじめした日に使うのがおすすめです。
除湿(ドライ機能)の仕組み
除湿(ドライ機能)は気温を下げることで、湿度を下げます。
空気中の水分をあつめ、エアコンが湿度の高い部屋の空気をすいこみ、熱交換器で熱をうばい、その水分をドレンホースで外部へと排出する仕組みです。
ドレンホースとは、エアコンの室内機から発生する水を、室外へ出すための排水管です。
除湿(ドライ機能)の種類
除湿(ドライ機能)には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2つのタイプがあります。
水分を外に出す仕組みは同じですが、部屋に戻す空気の温度が違います。
違いは以下の通りです。
- 弱冷房除湿:温度を下げた空気を、そのまま部屋に戻す。
- 再熱除湿 :ちょうどいい温度にあたためなおしてから部屋に戻す。
弱冷房除湿は、弱い冷房をかけているのと同じ。再熱除湿は寒くないというように認識しておきましょう。
除湿と冷房の違い
除湿(ドライ機能)と冷房の違いは以下の通りです。
- 除湿:湿度を下げる
- 冷房:温度を下げる
梅雨の湿気が多くジメジメとした時期は、除湿(ドライ機能)、夏場の気温が高い時は、冷房をつけるのがおすすめです。
除湿と冷房の電気代の違いは?
気になる電気代ですが、除湿(ドライ機能)と冷房では使用の目的が異なり、使用環境・設定温度によって電気代は異なります。
そのため、どちらが安くなるとは言えないのです。
湿度を下げたい場合は除湿(ドライ機能)、温度を下げたい場合は冷房運転をつけるように使い分けるのがおすすめです。
まとめ
今回は、エアコンの除湿(ドライ機能)について解説しました。
エアコンの除湿(ドライ機能)が効かないと感じたときは、以下の3つの原因を考えてみてください。
- エアコンの設定温度が高い
- 外気が入っている
- フィルター・室外機などの不具合
フィルター・室外機については、自分で定期的に掃除する方法やクリーニング業者に依頼することで、解消する可能性があります。
そして、除湿(ドライ機能)と冷房運転の違いについても紹介しました。
除湿(ドライ機能)については、梅雨時期のジメジメとした部屋の湿度を下げたい時につけるのがおすすめです。
室温と湿気も一緒に下げたい方は、冷房運転で対応するのがおすすめです。
是非この記事を参考に、除湿(ドライ機能)と冷房を使い分けて快適に過ごしましょう。
参考サイト
NPO法人日本ハウスクリーニング協会
一般社団法人日本エアコンクリーニング協会
一般社団法人日本空調システムクリーニング協会
一般社団法人日本家事代行協会
DAIKIN