5月の連休の時間を利用して、たった2日間で、和室のDIYリフォームをしました。
自分の仕事部屋をきちんと整備して、娘の部屋も作ることができました。
スペースが足りなかったので、初めて押入れの解体にも挑戦しましたが、女性ひとりでも30分くらいで完了してしまうほど簡単でした。
DIYでも時間をかけずにリフォームするコツは、全てを自分でやろうとせず、既製品もフル活用したこと。
どんな道具を使って、どんな時短リフォームをしたのかご紹介します。
ジタン・マーケティング株式会社代表
ハウスクリーニングや家事代行を利用し、3年で100件以上を分析。
新聞社推薦のハウスクリーニング研究家。
当サイトから約33,000人にハウスクリーニングサービスをご紹介しました。
監修者について(マイベストプロ)
デッドスペースだらけの和室を有効に使いたい
リフォームの対象となった部屋はこんな感じです。
![部屋の間取り図](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/before.webp)
普通の6畳和室で、押入れと床の間があり、なんとなく布団が2組敷いてあります。
押入れの中は、引っ越して来てから長い事置きっぱなしの、ほとんど使わないものがいっぱい。
床の間にはもらい物の背が低い戸棚があり、文庫本がぎっしり。
全体的に、あまり有効に活用できていない、デッドスペースの多い場所でした。
押入れがあったばかりに、場所に合った収納を揃えることなく、なんとなく物を置いていた結果ですねえ。
最終的に作りたいのは、こんな部屋。
6畳+押入れ1畳、床の間1畳=8畳の空間を、2つに分けて機能的にする!のが目標です。
![部屋の間取り図](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/after.webp)
1日目:ひたすら押入れの不用品を搬出
事前準備として、押入れの中をからっぽにしました。
学生時代から所有していた古い本や、10年近く前の家電製品の箱、サイズアウトした服など、どう考えても要らないものばかり。
半日かけて、ぜんぶ処分しました!
どうしても取っておかないといけないものは、となりの部屋の押入れを整理して、空いたところに収納。
2日目:たった30分!ママだけで押入れの解体に成功
まずは、なんとなく物を入れてしまうけど、いまいち使いにくい押入れを解体しようと思います。
押入れを解体するというのは、ずいぶん前からやってみたいことでした。
ネットで手順をだいたい調べていたので、そのとおりにやってみました。
女性ひとりでも楽勝!って書いてありますが、さて、実際はどうなるか?
作業に必要なものが、いくつかあります。
バール
![押入れの解体・バール](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2020/04/P1240273-1024x769-1.webp)
テレビで事件があったときによく聞く、いわゆる「バールのようなもの」です。
100均でも売ってると思いますが、ホームセンターで買ったほうが強度があるかも。
ゴムハンマー
![ゴムハンマー](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240272-1024x769.webp)
金づちのゴムバージョン。叩ける面積が広いのと、クッション性があるため、音が小さめです。
また、叩いている物を傷つけないなどのメリットがあります。
これも、以前にメタルシェルフを組み立てる時にホームセンターで買いました。
金づち
![金槌](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240271-1024x769.webp)
釘を打つ時に使う、いわゆる普通の金づちです。
ゴムハンマーよりも強力な打撃を与えることができます。ホームセンターで購入。
ゴムハンマーか金づちのどちらかひとつがあればOKです。
どちらか一つを選ぶなら、金づちのほうがパワーがあるので良さそう。
軍手
![軍手](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240274-1024x769.webp)
板がささくれ立っていたり、釘を取り除いたりするので、必ず軍手をして手を守りましょう。
中段を外す
最初に、中段を固定している横の板を外します。
数本の細い釘で留めてあるだけなので、意外と簡単。
バールを隙間に差し込んで、釘を浮かせるようにするとOKです。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_4331-768x1024.webp)
横の板が取れたら、次は奥の留め板を外します。
横と同様、隙間にバールを差し込んで、てこの原理で浮かせていきます。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240257-1024x769.webp)
全部外れました!
![押入れ](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240259-1024x769.webp)
次は、手前の柱と天板をはがします。
下からハンマーで叩くと、こんな感じで釘が浮いてくるので、釘を抜きやすくなります。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240262-1024x769.webp)
ある程度抜けたら、あとは一気にめくってしまうのも良し。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240263-1024x769.webp)
細い板が残りました。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240265-1024x769.webp)
これも下から叩いて、釘を浮かせて取り除きます。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240266-1024x769.webp)
板がぜんぶ無くなりました!
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240267-1024x769.webp)
手前の太い柱みたいな板を外します。
これは前から、ハンマーで思いっきり叩くとOK。釘が外れます。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240268-1024x769.webp)
残るは、奥の壁についている板だけになりました。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240269-1024x769.webp)
太い釘で打ち付けられているので、外すのは少し大変でした。
なんとか隙間を作って、バールを差し込み、釘を浮かせていきます。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240270-1024x769.webp)
はい、板がすべて外れましたー!
むき出しのベニヤが愛想ないので、いい感じの壁紙を施工しようと思います。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/self-wallpaper-diy-1024x769.webp)
この状態から壁紙を貼るのは、1時間もあればOK。
DIY初心者だと、まずペンキから・・・と思う人も多いみたいですが、壁紙のほうがずっと簡単で楽なんです。
その理由は、養生する作業が要らないからいきなり作業に入れるのと、塗りムラなどを気にしなくて良いからです。
手や服がペンキでベタベタになったり、ハケやバケツを洗ったりする後片付けがないのも手軽だと思います。
旦那さんにも手伝ってもらって、一瞬で完了。
柄が合ってないですが、そこも気にしない!前に棚を置くので見えないし。
![押入れDIY](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/self-wallpaper-diy1-1024x769.webp)
家具を入れて、ポスターを貼ったら良い感じです。
ついでに床にもシートを貼りました。
![床シート](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/self-wallpaper-diy3-1024x768.webp)
DIYリフォームのために買ったもの
押入れを解体した他、空間を有効に使うために、もう少し和室を加工しました。
ぜんぶDIYで資材を買ってやるのは大変すぎるので、時短できそうな既製品をネットで探しました。
敷くだけのウッドカーペット
私の仕事部屋を作るにあたり、机や椅子をおく必要があったので・・・畳の床をフローリングにしたいと思っていました。
いろいろ迷って、こちらを購入。ちょっとアンティーク感あるウッドカーペットです。
6畳だと1枚そのままで届くので、めっちゃでかいですが、敷くだけなので施工は簡単。
ちょっとアンティークな風合いがいい感じです。
![床シート](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240277-1024x769.webp)
ただ、243cmの高さのものがエレベーターに載らない場合、マンション高層階の方は厳しいかもしれません。
エレベーターに載らなかった場合、配送業者さんはマンションの一階までしか持ってきてくれないので、自力で階段を使って運ばないといけなくなる可能性があります。
けっこう重いので、その点を気をつけましょう。
多機能でクギを使わず設置できるパーテーション
あとは、私の空間と娘の空間を仕切る、パーテーション。
何で区切るかについては、いろいろ悩みました。
無印のシェルフを置く?
→ 大きいサイズのものはすごく高いし、空間を仕切るような感じにはならない。
カーテンにする?
→ エアコンが1台しかないので、どちらかの空間に風が行き渡らなくなる。
DIYで壁を作る?
→ たぶん力尽きるのと、和室の天井は柱らしい柱がなくて脆弱なため、何か作るの厳しそう。
通販をいろいろ見ていたところ、楽天ですごくよい商品を見つけました!
クギをつかわずに設置できる、突っ張りパーテーションです。
空間をきちんと仕切ることができる上、上部があいているので、エアコンの風が通るのです。
大人2人で、1時間くらいで設置できました。
そしてこちらの突っ張りパーテーション、壁面の素材がいろいろ選べるのです。
ごく普通の板の他、有孔ボードになっていて、ちょっとした小物がかけられたり、マガジンラックになるタイプもあり。
私がいいなあと思ったのは、こちらの半透明の壁。
ポリカーボネートという軽くて強度のあるプラスチックで出来ているのです。
明かりを通すので部屋が暗くならないし圧迫感がありません。
仕事中なんとなく、隣にいる娘の様子がわかるのは安心だと思いました。
こんな感じで、向こう側がすけて見えます。
空間としては分離されているけど、なんとなく一体感があるかんじ。
![部屋](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/P1240275-1024x769.webp)
片方の有孔ボードには、カバンをかけたり、薄い雑誌などを収納できます。
![部屋](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_4347-1024x768.webp)
天井と床は、こんな風にプレートで突っ張ることで固定しています。
天井は、柱が通っている位置を確認して、しっかりつっぱりの力がかかるようにしました。
ネジ用の穴も空いているので、固定することも可能です。
突っ張りだけで、かなりしっかり固定されているので、いまのところはこのままで設置しようと思っています。
![突っ張り](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_4346-1024x768.webp)
![突っ張り](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_4349-1024x768.webp)
DIYで壁紙を貼るなら、楽天の「壁紙屋本舗」さんがオススメです。
私も何回もリピートしてるんですが、商品が豊富な上、施工方法を丁寧に説明してくれています。
今回はレンガにしましたが、本当にたくさん種類があるので、すごく迷います。
持ち家で現状復帰しなくて良いなら「生のりつき壁紙」を買ってください。
1メートル550円くらい。押入れ全体に貼るなら、10メートルあれば十分なので、5,500円くらい。
生のりはプロも現場で使っているもので、貼ったり剥がしたりの調整をしながら施工できるので、初心者でもやりやすいです。
反対側の娘の部屋は、こんな感じに。
かつて床の間だった場所が空いたので、学習机を置くことができました。床の間はしっかりした床材で出来ているので、そのまま机とイスを置いても、ぜんぜん平気!緑色の砂壁も、なんとなくおしゃれに見える気がします。
![部屋](https://rakurakujitan.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_4382-1024x1024.webp)
DIYリフォームのデメリット:廃材処理が大変
自分で家をリフォーム時に最も困るの。それは、廃材の処理です。
今回も、押入れを解体したあとのふすま、クギがついたままの大量の板をどうするのか悩みました。
こういうイレギュラーなゴミをどうやって処分してよいのかは書いてないんですよね。
処分方法はいくつかあります。
1. 細かく切って可燃ゴミに出す
ノコギリなどをつかって、ひたすら木材を細かくしてから、ゴミ箱にいれて可燃ゴミにする方法ですね。
ゴミ袋に入るものであれば、ゴミ回収車が持って行ってくれます。
無料で処分できますので最も経済的ですね。
とはいえ、きっちり分別しないと持って行ってもらえないので、ちょっと大変です。
木材からクギを抜くのは、かなり力がいる感じ。
2. 地元のクリーンセンターに持ち込む
車に積めるものなら、地域のクリーンセンターなどに持ち込むことで、一気に大量のゴミを処分することができます。
特殊なゴミの回収日は限られていますから、何日にもかけて捨てるのが大変な人は、検討してはいかがでしょうか。
とはいえ、平日しか空いていなかったり、普通の乗用車だとたいした量が積めないので、何回も往復するの大変だったりするデメリットもあります。
3. 廃品回収業者さんに来てもらう
時短DIYリフォームするなら、廃品回収業者さんにお願いするのが一番オススメです!
少しお金がかかりますが、どうやって捨てればよいのか分からないものでも、ごちゃごちゃになっているゴミでも、全部持っていってくれるのです。
しかも、電話したその日・もしくは翌日に来てくれるところが多いです。
マンションやアパートの方で、ゴミをずっと置いておけない場合、助かりますよね。
私も過去、3回ほど廃品や不用品の回収をお願いしていますが、値段はかなり交渉できます。
「2万円の予算で持って行ってもらえるところまで」などの希望を伝えることも出来ます。
くらしのマーケットでは、引越し祝いキャンペーンとして不用品回収時に使えるクーポンを発行中です。【有効期限:2023年4月9日 23:59】
引越しをしなくても利用することが出来ます。
自分でDIYリフォームというと、大変そうに思えますが、ある程度、既製品や便利なサービスを利用すると、グッと楽になります。
それでも業者さんにお願いするよりは全然安く、自分の理想の家作りができますよ!よかったら、試してみてください。