2021年4月、東京・渋谷区にある「ユアマイスター株式会社」を取材させて頂きました。
インタビューに応じてくださったのは、社長の星野さんです。
創業のきっかけや、サービスの金額や内容を決めるにあたって大切にされている事など、ユアマイスターの原点みたいなところをお聞きしました!
楽天に入社してインターネットビジネスの可能性を知る
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします!
まず、創業のきっかけについて教えてください。
はい、もともと僕は楽天で働いていまして、最初は営業として九州に配属されたんです。
過疎化が進んでいる地域も多い中、インターネットを通じて事業を大きく成長させていく人にたくさん会いました。
ちょうど楽天ができて15年目くらいに入ったところで、ものすごい伸びだったんですよね。日本のネット通販を変えたというか。
たしかに、私も楽天をきっかけにインターネットでお買い物を楽しむようになった気がします。

自分の担当しているお客様の会社が上場したり、脱サラした人が数年で自社ビルを持つ、なんてこともありました。
そうやってインターネットの売上が伸びると新しく事業部を作る会社が多いんですが、そこで活躍しているのは地元の若い人が中心です。
若い人が仕事を得て活躍して、企業が成長していくのを見ていると、インターネットってすごいなと思ったんです。
物を大切に使う世界を作りたい
その後、三木谷社長に声をかけていただいて、楽天の役員候補生に選ばれました。
世界中のインターネットサービスを勉強させて頂くようになって、アメリカや東南アジアなどの海外では、サービス業のEコマース化が進んでいるのを知って面白いと感じました。

自分でもそんな事業をやってみたいと考えるようになりまして。
僕はひとつの物をずっと長く使うことが好きだったので、ここを軸にしようと決めて、ユアマイスターをはじめました。

それで、ユアマイスターさんはリペア(修理)サービスを大切にされているんですね。
ユアマイスターさんの詳しい事業内容については、別の記事で取材しています。
ちなみに、物を大事にする星野社長が、一番長く使い続けているものって何ですか?
高校1年生の時から着てるジャージです、15歳のときから18年着てます。
もうボロボロなんですけど、なんか愛着があって。会社でもずっと着てるので社員はひいてると思います。

ハウスクリーニングを誰でも使いやすい価格帯に
ユアマイスターでは、ハウスクリーニングに力を入れてます。
何といってもBeforeとAfterがわかりやすい。こんなにきれいになった!っていう感動体験をお客さまに提供できるのが素晴らしいと思うんです。
たしかに、初めてプロの掃除をお願いした時、お風呂が想像以上にピッカピカになったのでビックリしました。
そうなんです、この感動をもっとたくさんの人に伝えたい。
そのためには、ハウスクリーニングをお金持ちだけが使うサービスじゃなく、もっと普通の人が使いやすいものにしたいと思っています。

それはありがたい・・・!どうすれば、もっと気軽に利用できるようになりますか?
サービスの品質を良くすることももちろんですが、世に広まるためには、価格も同じくらい大事。
僕たちはインターネットでサービスを提供している分、なるべく中間マージンを抑えて提供できることが強みなので、価格を抑えることをがんばります。
えっ、今よりも価格を下げることってできるんですか?
できると思います。
もっとたくさんの人がハウスクリーニングを利用して、何回もリピートする人が出てくれば、価格は自然と下がっていくと思うんです。
年末の大掃除になったら、人口の30%くらいの人、普通の人でも当たり前に業者さんを利用するような世の中にしたい。
年末のいそがしい時期、誰もが気軽にお掃除をお願いできたら助かります。優しい世界…!
優良業者さんは自ら育てる
ハウスクリーニングを普及させるためには、良い業者さんにたくさん集まってもらうのが重要です。
とはいえ、営業をかけて探してくるのには限界があるので、弊社では業者さんを育成する開業支援を行っています。
なんと!自ら育ててしまうのですね。
そうです。事業として新しくハウスクリーニングを始めたい方に、なるべく安く研修を受けていただいて、ネットを使って集客してもらえたらと思います。
掃除だけでなく、他にもできる事があるのであれば、それもユアマイスターのプラットフォームを使えば売ることができるので、どんどん売上を上げていただきたいです。

まだまだ業者さんが足りていません。
地方の方にもっと参加していただいたり、既存のパートナーさんで意欲的な方には地方展開を進めて、ユアマイスターをもっと便利にご利用いただけるサービスにしたいです。
まとめ
この1年は新型コロナウィルスの発生で社会が大きく変わりました。
ハウスクリーニング業にも影響があったのか?星野社長にお聞きしたところ、注文が減ることはなく、むしろ事業は好調なのだそうです。
ハウスクリーニングを利用する人は増えているんですね。
おうち時間が増えたことで、家の中をきれいに保ちたい、快適に暮らしたいと思う人が増えている、という背景があるのではないか、との事でした。

ハウスクリーニングをもっと身近に、誰でも気軽に利用できる世の中にしたいという星野社長、これからも期待しております!
今回は取材のお時間を頂きまして、誠にありがとうございました。